はじめに
初めまして、りょうまと申します。
今回は4月のINCで使用し、最高1858まで上り詰めたもののあと一歩のところで予選抜けができなかった構築を、今更ながらではありますが供養のため簡単に紹介させていただきたいと思います。構築を作った時期からだいぶ時間が経ってしまっていることや、こういった文章を書くことが初めてなので、説明が雑になって読みづらいところもありますが、何かしらの参考にでもなれば幸いです。正直言うとあまり構築の使い方覚えてなi
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概要
カイオーガにダイマックスを切り、追い風やこの指止まれ、手助けを使って相手を圧倒的な火力で押し流した後、ザシアンで詰めていくパターン or 逆にザシアンで荒らした後カイオーガのダイマックスを切るパターンが基本。
構築経緯
伝説二体ルールでは、非常に高い火力の打ち合いになるためサイクルというよりは対面よりの構築にしようと思い、伝説枠の1体目は、ダイマックスをうまく使うことで相手を崩壊させられる伝説枠を使いたいと考え、威嚇回しでは止まらない特殊メインのアタッカーであるを使うことにしました。つぎに、伝説枠の2体目としてカイオーガと相性が良く、火力・速度・耐久全てを兼ね備えた最強ポケモンであるを使うことに決定し、この二体の高火力をいかにして相手に押しつけられるかを考えることから構築作りを開始しました。
非ダイマ時のしおふきやこんげんのはどう、ダイマックス時のダイストリームなど繰り出す技のすべての火力が非常に高く、使っていて最も破壊力の高いポケモンであると感じました。
カイオーガとタイプ相性が良く、基本的にカイオーガにダイマックスを切りたいと考える本構築において、ザシアンはダイマックス枠を取らない高火力ポケモンであるため、ピッタリの枠でした。
次に、ザシアンとカイオーガを通していくためのサポート系のポケモンを決めました。
このサポート枠は、
①素早さ操作を行うことで上から相手を制圧できるようにしたい
②火力の補助や、相手の攻撃からこちらのポケモン達を守れる「この指止まれ」持ち
相手に初手で後れを取らないためにも①②を満たせるポケモンをそれぞれ用意したいと考え、下の二枠に決定しました。
①
追い風や手助けで味方のサポートができるポケモンであり、エナジーボールでカイオーガを止めに来ようとするトリトドンに圧をかけられる点も◎。
②
サイコフィールドを貼ることで相手のからフィールドを奪ったり、相手の先制技からこちらを守ったりしつつ、カイオーガやザシアンの火力を押しつけられるポケモンとして採用。
残りの二体は現在のポケモン達では止められない相手のやを止められるポケモンが良いと考え、5枠目に猫だましで相手の動きを止めたり、きあいのタスキなどで残った相手のポケモンをグラススライダーで狩ることができる、6枠目に威嚇枠兼地面、電気の一貫を切ることができ、ダイジェットでの素早さ操作等ダイマエースとして活躍もできるを採用し完成としました。
個別調整など
※実数値:HPーこうげきーぼうぎょーとくこうーとくぼうーすばやさ
努力値:HP(H)、こうげき(A)、ぼうぎょ(B)、とくこう(C)、とくぼう(D)、すばやさ(S) の順で記載
カイオーガ
【しおふき、こんげんのはどう、かみなり、れいとうビーム@いのちのたま/あめふらし】
性格:ひかえめ(179ーXー110ー222ー160ー139)(H28,C252,S228)
C:構築のコンセプトである超火力を求めるためにC特化
S:追い風時最速レジエレキ抜き H:余り
概要
火力を最大限に引き出す為にいのちのたまを持たせひかえめC特化。HPが減った後も火力を出せるようにしおふき・こんげん両採用。対面不利よりでも相手を崩せそうならダイマックスは基本的にカイオーガに切る。Sラインに関してはなぜかINC本番中二回もパッチラゴンに当たったため、140にしても良かったかもしれない。なんでなんだ…
ザシアン
【きょじゅうざん、じゃれつく、せいなるつるぎ、まもる@くちたけん/ふとうのつるぎ】
性格:ようき(185ー222ー135ーxー135ー201)(剣の王)(H140,A252,S116)
H:A特化ザシアンのきょじゅうざん耐え
A:手助け+きょじゅうざんで無振りボルトロス確定一発
S:最速いじっぱりザシアン抜き
概要
ある程度の耐久、ある程度の火力、ある程度の速度がほしかったため、環境に多かったいじっぱりザシアンの上を確実に取りつつ、ある程度の火力と耐久で戦えるこの調整に落ち着いた。(同様の調整をしている人も多かっためSラインはもう2ぐらい上げてもいいかも)
カイオーガの苦手な等への打点としてじゃれつく、等への打点としてせいなるつるぎ、相手のダイマックス技や猫だましを防ぐための守るを採用したスタンダードな型。剣の舞や身代わりはあると便利ではあるが上記の二体に対応できなくなってしまうため見送りとなった。
エルフーン
【エナジーボール、おいかぜ、てだすけ、アンコール@きあいのタスキ/いたずらごころ】
性格:おくびょう(135ーxー105ー129ー96ー184)(C252,D4,S252)
C:ダイマなしH252トリトドンを確実に倒すためにブッパ。当初はH252トリトドンを確定一発にできる92振りにして余りをHに割いていたが、光の壁やトリトドンのダイマックス、稀に存在するD振りなどにより確実に対応するためにも252振りとなった。
S:エルフーンミラーしたとき相手に上から挑発されて事故る確率を減らしたり、追い風を打ち合ったつぎのターンに相手のエルフーンに上からアンコールを打てる確率を上げたりするためにも最速にした。
D:余り
概要
追い風、手助けまでは確定とし、残りの一枠を何にしようか悩ん結果、この構築を回しているときにカイオーガのダイマックスで荒らしていると、相手に守るや身代わりなどでダイマックスをいなそうとする動きが多く見られたため、そういった行動を縛るためにアンコールがあっていることに気づき、採用に至った。似たようなことを挑発でもできるのだが、変化技を使ってきた相手を完全に無力化し、択を減らすことができるという点がカイオーガやザシアンの高火力を通したいという本構築にあっていたためこちらを採用した。持ち物は安定して行動できるようにきあいのタスキ。
イエッサン♀
【てだすけ、このゆびとまれ、ワイドフォース、まもる@サイコシード/サイコメーカー】
性格:のんき(177ーxー128ー115ー126ー87)(H252,B252,D4)※Sの値は少なくとも最遅パルキア(実数値94)より低ければなんでもok
HB:ザシアンきょじゅうざんを耐えるためにHB特化。
D:余り
概要
とくに言うことなしの普通の耐久振りサイコシードイエッサン。トリル軸にはほぼ100%選出し、レジエレキがいる追い風軸相手などにもかなりの割合で選出する。ランドロス+イエッサンの並びを相手に警戒させたり、オーロンゲなどの先制技でこちらの動きを妨害しようとするポケモンに強く出たりするための守りのサポート枠としての採用。Sは上記した通りなんでもいいが、あえて最遅にしないことで相手のイエッサンとのS関係を把握できる!決して厳選が面倒ダッタワケデハナイ。
ゴリランダー
【グラススライダー、ウッドハンマー、10まんばりき、ねこだまし@きせきのたね/グラスメイカー】
性格:いじっぱり(207ー194ー110ーxー90ー106)(H252,A252,S4)※巨大マックス個体
HA:できるだけ攻撃を耐えつつ相手を殴れるようHAブッパ。
S:余り
概要
ウッドハンマーの枠を守るorとんぼ返りにする案もあったが、グラススライダーのみの火力に頼るのが不安だったため草技二枚採用となった。(グラスフィールドが無いときも火力を出せるのが◎)10まんばりきはザシアンへの打点として採用し、伝説枠をサポートできる猫だましも当然採用した。白馬パルキアが相手の時など、展開次第ではダイマックスを切る場合がある。持ち物に最初はとつげきチョッキを採用していたが、火力の足りなさを感じ、きせきのたねに変更した。(努力値について、ダイマ白馬バドレックスのダイアイスをこちらもダイマックスを切ることで確実に耐えたり、色々耐久が欲しい場面が多かったりしたためにH252振りにしてしまったが、もっと良い調整があれば教えていただけると幸いです。)
ランドロス
【じしん、そらをとぶ、いわなだれ、まもる@しろいハーブ/いかく】
性格:ようき(165ー197ー125ーxー100ー157)(霊獣)(H4,A252,S252)
AS:最速90族抜きのために最速かつ、アタッカーの役割もこなすためにA252振り。
H:余りかつHP奇数調整。
概要
至って普通のアタッカーランドロス。カイオーガでダイマが切りづらい相手にランドロスでダイマを切ることが基本。守るの枠は剣の舞と選択。(この技の枠だけはどちらが良いか完全な結論が出なかった。)守ると剣の舞どちらが必要な場面が多いか考えた時、カイオーガでダイマを切ったあとの詰めの役割をこなす場合もあるため、守るの採用に至った。持ち物はしろいハーブで、威嚇などに左右されることなく安定した行動を可能にした。
選出などについて
基本選出
先発or+or 後発or+@1
相手に刺さっている方のサポート枠+カイオーガorザシアンが先発で、後発は、先に出していない方の伝説枠+@1という形が基本的な選出となる。先発にカイオーガを出す際は、ダイマックスを切るタイミングやHP管理を考えながら試合を進めていくことになる。ザシオーガ相手などに対しては、稀に先発オーガイエッサン、後発ザシアンエルフという不退転選出をする場合や、黒バドザシアンなどに対し初手ランドロスでダイマして荒らすパターンなどもあり、初手の選出と相手にどのポケモンが刺さっているのかをよく考える必要がある。
個別に決まった選出をする構築
・対(RinyaSun系)
→+or
かなりの回数この構築を相手にしてきたが、相手の選出は三者三様で困ったものだったが、追い風で上を取りながら殴っていけるこの選出に落ち着いた。後発のランドロスとゴリランダーの選択に関しては、最悪カイオーガでダイマックスが切れなくなったときのためにダイマ枠として相手を破壊し得るランドロスか、トリトドンがほぼ100%選出されるため、ダイマを切らなくても猫だましでサポートし、グラススライダーでスイープの役割を果たせるゴリランダーのどちらを選択しても良い。
大体カイオーガのダイマ技で崩していけるので、勝率は体感8~9割ほど。(ただし相手の練度によるものが大きい)
・対トリル系
→+
相手の選出は初手パルキア+イエッサンorガオガエンで来ることが多い。どちらの場合もパルキア方向へじゃれつく+ワイドフォースを打つことから始め、最終的にはゴリランダーでダイマックスを切り、手助け+キョダイコランダなどでゴリ押しをすることが多い。(稀に相手がブリザードランスで突っ込んでくることがあり、白馬を倒しつつHPもそこそこ確保できるためおいしい。)
勝率は体感6~7割ほど。初手でじゃれつくを外したり、ゴリランダーのダイマックスに急所ブリザードランスが当たるとGGになる。(2敗)
・対+系
→+
カイオーガを選出しない構築であり、相当不利なため相手にしたくない構築。初手のじゃれつくを打つ方向じゃんけんになってしまうが、逆にここを当てたらほぼ勝ちまで持って行ける。最悪択を外しても後のサイドチェンジじゃんけんに勝てばなんとかならなくもない。(エルフーンのアンコールで行動を縛ることも有効。)ヌケニンで詰むためランドロスを選出し、ダイマックスを切ることが多い。
勝率は体感6割。(INC中に2回ほど当たったが、二回ともじゃんけんに勝つことで勝利している。)
・+系
→+@1
先発はエルフオーガで確定で、後発はザシアン+相手に刺さりそうな@1(ダイアースを透かしたり、ザシアン・レジエレキに強く出られるたりするため基本ランドロスになる場合が多い)。相手の初手は9割方白キュレム+イエッサンでダイアイスorダイアース+守るなのでこちらは手助け+ダイストリームを白キュレム方向へ打つことから始める。こうすることで基本エルフーンが1ターン目に生存することができ、2ターン目には追い風を貼ることで最大限のサポートをしつつ、裏のポケモン達が戦いやすいようにして退場することができる。
勝率は体感5~6割程で、ダイマックスの打ち合いが基本不利、良くて五分のため、メジャーどころでは最も当たりたくない構築である。
相手にしてキツいポケモン
ダイマされるとランドロス以外に止められないので、通されると普通に負けるし、タスキを盾にS操作されてもキツい。正直な話黒バドザシアンなどにたまに入っているスカーフレジエレキは完全に切った立ち回りしかできない。
カイオーガが通らずダイマックスされると手の止めようがなくなることがある。残数不利を取るとかなりの確率で負ける。全体として数が少ないことが救い。
こいつをまともに倒す方法がランドロスとキョダイコランダ意外に以外に存在しないため相当キツい。サイドチェンジはすべてのポケモントレーナーを不幸にするだけなので次回作では没収を求む。
お手上げ
最速封印+チョッキ+追い風枠、レジエレキ、トリトドン、イエッサン等
オーガザシアンに親の玉とられたんか?と思うぐらいただでさえキツい白キュレムが余計に倒せず基本無理。
戦績・反省
↑ここから爆死する奴いる?いねえよなぁ!!?(泣)
予選抜けまでほんのあと一歩のところで負けてしまい、全国には行けませんでした。3月~5月のINCまでこの構築を使っていたのですが、3月は1850から負けて予選抜けできず、5月は運に見放されて負ける始末。己の勝負弱さを認識させられる結果となりました。あまりレート戦をガッツリやるタイプの人間ではないのですが、こういうときに勝負勘を発揮できるようなメンタルを持つためにも、レート戦で上位を目指すことが必要なのかもしれないと改めて感じました。
おわりに
今回初めてこういった文章を書いたため読みづらい点も多かったでしょうが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
やることが割と決まっていて立ち回りやすいかつ、何よりも火力特化カイオーガの破壊力が非常に気持ちいいので良ければ供養のためにもこの構築を使ってやって下さい。
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