はじめに
どうも、りょうまと申します。
今回は自分が第3回PJCS予選で使用し、最終114位で予選抜けを果たした構築を紹介していきます。あとランクマシーズン16最終56位の構築でもあります。
もくじ
戦績
25勝7敗・最終114位・最終レート1743.499
○○○○○/○○○○○/○○××○/×○○×○/×○×○○/×○○○○/○○
予選3日目の朝から潜り始めて午前中5戦昼から夕方にかけて15戦残りは夜12時半くらいまでかけてやっていました。
構築経緯
第二回PJCS予選で使ったSブーストハバタクカミ+でんきテラスタル準速タケルライコで荒らして後発で詰める動きが強いと感じていたのでこの動きをベースに構築作りを開始しました。
<こごえるかぜのS操作、ムーンフォースの削り、ちょうはつで相手を止める
<電気テラスタルやハバタクカミのサポートと併せて相手を荒らす
後発にはある程度素早さが高く、ハバタクカミに対して不利を取らないポケモンや、タケルライコの電気技の通らない相手(草・地面等)、先発で削った相手を先制技で縛る立ち回りができるポケモンが欲しかったため、ゴリランダーと炎オーガポンを採用しました。
<グラススライダー要員①、イエッサン系対策枠も兼ねてます
<グラススライダー要員②、対草・対ハバタクカミ性能高いです
ここまでの4体では対追い風軸が不安だったため先制技も使えて相手の地面タイプに強いパオジアン、後はガエンゴリラサイクルを形成しつつ瞑想タケルライコ構築偽装にもできるガオガエンを採用して構築を回してみることにしました。
<ねこだましサイクル。
<対追い風、詰めもできます。
とりあえず色々試した結果、対面的に相手を処理していくこの構築とガオガエンのいかくサイクルとでは相性が悪いということが分かり、結局別のポケモンを探すことにしました。
ここで、また色々な構築を調べていると、ほぼ同型の構築にゴーストテラスきあいのタスキ水ウーラオスを使っている方がいたので対面的に戦うこの構築と相性ピッタリだ!と思い、ラスト1枠には水ウーラオスを採用しました。
<パオジアンとの相性最高、ゴリラ炎オーガポンウーラオスの相性抜群
以上の流れで本構築の6体が決まりました。
個別解説
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:フェアリー
せいかく:おくびょう
実数値&(努力値):H155(196)-↓A(x)-B96(164)-C156(4)-D156(4)-↑S190(4)
HB...A特化ウーラオスのすいりゅうれんだを大体耐える
HD...C187眼鏡ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース耐え
S...最速トドロクツキ抜き抜き
技構成:ムーンフォース/こごえるかぜ/ちょうはつ/まもる
-ムーンフォース...相手を削る用の技
-こごえるかぜ...S操作兼タスキ潰し
ほぼほぼ先発でしか投げません。ムーンフォースやこごえるかぜでタケルライコのサポートをしつつ後発につなげます。あとは、ごく稀にリキキリンのいる追い風構築に後発から投げるくらいです。
タケルライコ@じしゃく
テラスタイプ:でんき
せいかく:ひかえめ
実数値&(努力値):H201(4)-↓A(x)-B111(x)-↑C207(252)-D109(x)-S127(252)
C...とにかく火力が欲しかったので特化
S...ハバタクカミのこごえるかぜと併せてS-1準速135族(実数値124)を抜ける125に調整するのも準速にするのも変わらないと思ったのでミラー意識も兼ねて準速に
-りゅうせいぐん...りゅうのはどうでは火力が足りない盤面が多くあったので1発の威力重視でりゅうせいぐんを採用しました
ほぼほぼ先発で選出し、隣にはハバタクカミやパオジアン、時にはゴリランダーが並びます。初手から電気テラスタルで一気に相手を崩していったり、削った相手をじんらいの圧力下に置いたりします。
ゴリランダー@とつげきチョッキ
テラスタイプ:ほのお
せいかく:いじっぱり
実数値&(努力値):H200(196)-↑A188(204)-B111(4)-↓C(x)-D91(4)-S118(100)
A...11n+1(謎に偶数にしたかった←本当に何故かは分からない)
S...準速ペリッパー抜き
H...余りほとんど
技構成:ウッドハンマー/グラススライダー/10まんばりき/ねこだまし
-10まんばりき...本構築は対面で殴り合うことを重視しているためとんぼがえりは不採用
普通の素早さが若干高い普通のゴリランダーです。テラスタイプは対ハバタクカミやイーユイ辺りをカウンターできる炎で採用しました。
オーガポン@かまどのめん
テラスタイプ:ほのお
せいかく:ようき
実数値&(努力値):H155(x)-A172(252)-B105(4)-C(x)-D116(x)-↑S178(252)
A...火力がほしいので全振り
S...ミラーがけっこう発生したので最速
技構成:つたこんぼう/グラススライダー/じだんだ/ニードルガード
-じだんだ...ガオガエンやタケルライコを触るための技として採用しました。つるぎのまいの採用も考えましたが、ゴリランダーのとんぼがえりと同様にサイクルをしてつるぎのまいを積むチャンスを作る構築ではないのでじだんだを優先しました。
普通のASオーガポンです。ほぼほぼ後発からゴリランダーと一緒に投げて相手をスイープしていきます。稀に先発で出してテラスつたこんぼうの圧力をかけに行く場合もあります。
パオジアン@いのちのたま
テラスタイプ:ゴースト
せいかく:いじっぱり
実数値&(努力値):H155(x)-↑A189(252)-B101(4)-↓C(x)-D85(x)-S187(252)
A...いのちのたまと併せて最大火力を叩き込みにいきます
S...準速
B...パオジアンの努力値は余りをBに4振るといじっぱりA252ウーラオスのすいりゅうれんだを確定で耐えるようになるので余りはB4振り
技構成:つららおとし/ふいうち/こおりのつぶて/まもる
-つららおとし...今回はゴリランダーが構築に同居しているためつららおとし採用です
-ふいうち...せいなるつるぎと迷いに迷いましたが、珠パオジアンはタスキ採用と違っていつ倒されてもおかしくないので先制技で稼げるダメージの範囲が広くなるふいうちを採用しました
-こおりのつぶて...対追い風軸の化身ランドロス等をワンパンする技として採用しました
本構築ではウーラオスにきあいのタスキを渡しているため、パオジアンウーラオス系では珍しいいのちのたまを持ったパオジアンです。クリアチャームとも迷いましたが、いかくやデバフ技の無い構築を相手取るときの強さが段違いなのでいのちのたま採用になりました。(なんとなく剣盾の頃の霊獣ランドロスに命の珠持たせるか白いハーブ持たせるか問題を思い出しました。)
パオジアンは基本的に先発で投げることが多く、隣にはウーラオスかタケルライコを並べます。
テラスタイプは初手でねこだまし持ちとかち合った時や、ノーマル技・かくとう技を透かしたりするために役に立つゴーストテラスタルにしました。
テラスタイプ:ゴースト
せいかく:いじっぱり
実数値&(努力値):H176(4)-↑A200(252)-B120(x)-↓C(x)-D80(x)-S149(252)
AS...タスキ持ちなので火力特化&準速
H...特に意味があるかは分からないけど一応構築にゴリランダーが同居しているためHPが16nになる4振り
技構成:すいりゅうれんだ/アクアジェット/インファイト/まもる
普通のタスキウーラオスです。先発にも後発にも投げることができ、先発に投げる場合は初手のねこだましをゴーストテラスタルで透かして一気に有利を取りにいったり、きあいのタスキを活かしてハバタクカミやタケルライコの前で自由に動いたりすることができます。他にも悪ウーラオスのインファイト読みゴーストテラスタルなど、きあいのタスキウーラオス×ゴーストテラスタルは非常に相性が良く、上位帯でこそ知っている人は知っている型だったもののPJCS予選においては知らない人がほとんどだろうと思い採用した結果、初見殺しとして十分にその真価を発揮してくれました。
選出など
・基本選出①
先発
後発
先発のハバタクカミ+タケルライコでS操作や削りを入れつつ殴りあった後、裏のゴリランダーオーガポンで詰める選出です。相手の構築的にライコの刺さりが良さそうならこの選出をします。
・基本選出②
先発
後発
パオジアンとウーラオスで殴り合い、ゴリランダーオーガポンで詰めます。基本選出①と違ってS操作のない純粋な殴り合いになるので、居るだけで後発のグラススライダー持ち2体の火力を上げられるパオジアンは大事にしたいです。
・対トルネロス軸
先発
後発
先発のパオジアンとタケルライコの先制技で圧力をかけつつ相手を倒した後、さらに後発からグラススライダー組を投げて先制技で縛り続けます。
・対エルフーンリキキリン軸
先発
後発
相手は基本的に先発エルフーン@1、後発リキキリン@1のような形で投げてきます。初手はパオジアンのこおりのつぶてをエルフーン方向に撃ちつつ、ウーラオスは気合いのタスキを活かして水流連打をエルフーンの横のポケモンに撃ちます。エルフーンの横のポケモンが倒れたらだいたい裏からキリンが出てきてハイパーボイスを撃ちにくるので、まもるや霊テラス、交換、オーガポンの型破りグラススライダー等で追い風を枯らしつつリキキリンを倒して最後は先制技で詰めていきます。
別パターンの選出として、相手の構築が追い風に中速ポケモンが多い場合(追い風されてもSブーストハバタクカミが上を取れたり、リキキリンの着地にハバタクカミの着地を合わせられそうだったりする時)はハバタクカミを選出してこごえるかぜで相手の追い風を相殺しに行く場合もたまにあります。
・対ガチクレセ
先発
後発
相手はだいたい先発クレセリア&ガオガエンで出してくるのでウーラオスにゴーストテラスタルを切ってつららおとしとすいりゅうれんだをガオガエン方向に集中します。ガオガエンを倒した後はゴーストテラスタルを切ったことでガチグマのからげんきでは触りづらくなったウーラオスとゴリランダーのグラスフィールドを活かして殴り合いつつトリックルームを枯らして勝ちにいきます。
・トドロクツキキラフロル対毒寿司(偽装含む)
先発
後発
相手の初手は基本トドロクツキとキラフロルなので、ハバタクカミとウーラオスで両縛りにして相手がテラスタルを切ったら裏のタケルライコの電気技が寿司に通るようになり、切らなければそのまま両方倒して寿司を引きずり出して4対2で殴り合います。相手の後発が寿司以外だった場合は大体ウーラオスやパオジアンのゴーストテラスタルが刺さったり、タケルライコのじんらいで倒せる相手だったりするのでそのまま殴り合いましょう。
最後に
ここまで記事を読んで下さりありがとうございました!
今回の予選で使った構築は対面構築が好きな自分にとっては割と良く組めたんじゃないかなぁと思います。
レギュレーションFの残り期間もあとわずかですが、本戦も終わり、予選を突破した色んな強者達の構築が公開される時期なのでぜひとも強い構築の作り方などを探していきたいですね。